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【クリストファー・ノーラン】注目映画「TENET」監督のオススメ作品紹介

2020年10月10日

すっかり気温も下がって秋すっ飛ばして冬みたいになってきましたね。日が落ちるのも早くなって夜の時間も長くなってきました。そんな秋の夜長にはじっくり映画でも観たいものです。

コロナ禍の影響でなかなか映画館に行きづらいと思っている方も多いかと思います。
そこで、只今公開中の注目映画「TENET」を監督したクリストファー・ノーランのオススメ作品をご紹介します!お家での映画鑑賞作品選びの参考にして下さい!

クリストファー・ノーランって誰?

まずはクリストファー・ノーランについてご紹介したいと思います。

Christopher Nolan
出典:Wikipediaより

1998年に「フォロイング」という作品でデビューした映画監督で、「バットマン ビギンズ」から始まるバットマンシリーズも制作したことのある大物です。

バットマンのようなキャラクター物だけでなく弟ジョナサン・ノーランが脚本を書いたオリジナル映画も評判が高く、ハリウッドで彼ほどオリジナル作品に巨額の制作費をもらえる監督はいないそうです。

映画制作はリスクをかなり嫌うのでアメコミやスター・ウォーズの様にヒットが約束された映画以外には高額な制作費は貰えません。その中でノーランは最新作「TENET」で2億ドル(約210億円)の制作費で投入されたと言われています。これはいかにノーラン作品が信頼されているかという現れです。

どんな映画が多いの?

メインはSFやサスペンス映画になります。その他にはバットマンシリーズのようなアクション映画もあります。ノーラン作品の特徴は以下の2点だと思います。

・ディープな世界観!
・迫力の実写映像!

ディープな世界観!

ディープな世界観とは作品の内容と映画での表現方法の2つに言えます。

各作品には必ず一つキーワードとなる事象があり、物語はそれを中心に展開していきます。最初のヒット作「メメント」では「短期記憶障害」、レオナルド・ディカプリオ主演の「インセプション」では「夢の世界へ入れる」、最新作「TENET」では「時間の逆光」等です。現実にはあまり存在しない事象を映画の中で表現するのがめちゃくちゃ特徴的なのです!

「メメント」では主人公が「短期記憶障害(正しくは前向性健忘)」という障害を持ちながら殺された妻の仇討をする為、犯人を探すというストーリーです。

10分しか記憶を保てないという主人公の記憶の混乱を映画を見てる人にも体験させる為、10分間に細切れにした話を一定のルールで組み替えています。

例えばABCDEFGHというストーリー展開をメメントではHAGBFCEDと組み替えています。観てる方としてはパニックです!

先程赤文字で記載したパートは白黒映像になっているのでヒントはあるものの他の映画では味わえない混乱っぷりです。しかしこれが主人公への感情移入やもう一度観たいというリピート欲に繋がっています。


続いては「インセプション」です。「インセプション」は特殊な装置を使い人の夢に入って記憶を抜き取るといった産業スパイが主人公の映画になります。レオナルド・ディカプリオや渡辺謙が出演した映画でご存じの方も多いのではないでしょうか。

夢の中では普通に思えた事も起きてから思い出すと「変な夢だったなぁ」という事がみなさんにもあるのではないでしょうか。そんな夢の不思議な感覚を映像化しています。

ノーランは「人が意思を持って夢に入れたら」という入口から「インセプション」の世界観を深くまで作り込んでいます。

 主人公はターゲット(各業界の要人)を眠らせ夢に入り込みます。夢の中に入ることで本人が心に秘めた重要情報を入手することができるのです。その情報を盗み出すことにより依頼主から報酬を受取るというビジネスが主人公の職業となるわけです。そんなビジネスモデルを考えついてしまうのがノーラン映画の面白いところです。

映画のストーリーではその逆の事が話のメインとなります。アイディアをターゲットに植え付けることを目的にストーリーが展開していきます。夢の中でターゲットに様々な体験をさせることでいつの間に自分で考え出したかのようなアイディアを植え付けること主人公の目的になります。

「インセプション」には盗めるなら植え付けることも出来るよねといった世界をより深く広げていくアイディアが随所に詰まっています。

要人達は夢から情報を抜き取られないようにする訓練を受けていたり、夢に入り過ぎると現実と区別出来なくなるので夢を判別するためのアイテムがあったりとそんな世界があるのではと思わせる設定があります。ちなみに映画の最後にはその判別アイテムがエンディングを左右する演出に使われます。

あまりにも世界観がディープなため正直とっつきづらいです。でもそれが何度も観たくなる中毒性を産んでいると言えるでしょう。

迫力の実写映像!

ノーランは映像のこだわりがかなり強くCG嫌いとして有名です。かなりの予算をその映像制作に費やしています。


バットマンシリーズ等のアクション映画ではその本領が発揮されます。例えばノーランのバットマンシリーズ第2作目「バットマン ダークナイト」では病院の爆破シーンがありますが取り壊し予定の建物を実際に爆破しています。迫力が桁違いですね。

20秒目ぐらいに爆破します

最新作の「TENET」でも飛行機が建物に突っ込むシーンがありますが実写です。この規模の撮影をしてしまうのは驚きです。

「バットマン ダークナイト」ではカーチェイスももちろん実写ですし迫力抜群です。

他にノーラン映画の映像迫力を欠かせないのはIMAXカメラです。
IMAXカメラはフィルムのビデオカメラで超高解像度が特徴となります。どのぐらい解像度が高いかと言うと15K相当だそうです!デジタルではやっと8Kのテレビが出てきたという時代にIMAXフィルムだと15Kの映像が撮れるのです。

このカメラは「バットマン ダークナイト」撮影時に世界に4台しかなく50万ドル(約5300万円)もしたそうですが、撮影中に1台壊してます。。。そんなことでも規模がデカイ!トラブルに見舞われたカーチェイスシーンは非常に映像が美しく「バットマン ダークナイト」見所シーンの筆頭ですので是非ご覧下さい!

まとめ

いかがでしたでしょうか?少しでもノーラン映画に興味を持って頂けたら幸いです。

この記事を書いて改めて「TENET」を映画館で観たい気持ちが強くなりました。どこか時間作って行きたい!

ノーラン映画は繰り返し観ても楽しめるので秋の夜長にはピッタリだと思います。映画選びの一つに加えてみてはいかがでしょうか?

ノーラン映画ファンの方のコメントもお待ちしています!

  • この記事を書いた人

黒招き猫

ガジェット好きのサラリーマン。子育てに追われながら日々ガジェットで楽に生活できないかを考えてます。読者の方と情報共有して、みんなに福を届けられたら素敵だなぁ♪Twitterやってます。

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